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輪るピングドラムの二次創作テキストブログ。 冠晶中心に晶馬総受け。
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2018/11/20 (Tue)                  [PR]
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2012/05/01 (Tue)                  山晶の書きかけ見つけました
あいほんさんを漁っていたら、昔書きかけのままやめたらしい山晶が出てきたので、せっかくだからさらしてみようと思いますw
もんのすごい途中で終わってます。むしろ話始まったばっかでぶち切ってますw
当時の私はこの先を書く気力が消え失せてしまったようです。

ではでは、お暇つぶしにでもぜひどうぞ^^
つづきからですー!

山下は、目の前に待ち受ける木製の物体に、全神経を集中させていた。普段の学校での、適当に過ごしている山下からは、想像も出来ない程の集中力であった。恐らく、ここ数年で一番の集中力を発揮しているであろう。
何せこれの結果によって、山下の未来が、明るく希望に満ちている物とも、暗闇に突き落とされるような絶望へとも変わるのだ。運命を左右する、と言っても過言ではない。今この瞬間に本気を出さずして、一体いつ出せと言うのだ。
狙うはたった一つの標的のみだった。それ以外は、例え何であろうとも失敗でしかない。
山下は深く、深呼吸をした。すうっと肺いっぱいに空気を吸い込んで、思いっきり吐き出す。さっきより幾分か動機が落ち着いたことを見計らって、山下はついに、その運命の黒いゴム製のハンドルに手をかけた。
ガヤガヤとうるさいはずの場所なのに、山下の周りだけがしんと静まり返っているようだった。目の前で固唾を飲んで見守る男が、山下に「今だ」と合図を送る。
その合図を皮切りに、山下はとうとう、手にきつく握りしめた黒いハンドルを、勢いよく回し始めた――。
 
 
 
 
「さあて何色かな?! ――おおっと黄色だ!! おめでとう、お望みの二等、当たりだよ!!」
「当たった……!」
山下が住んでいる街の商店街は、やたらめったらと福引が行われる。町おこしのイベントと言ったら福引しかないとでも言うように、もしかしたら月一レベルで開催されているかもしれない。
イベント好きな山下は、毎回飽きずにそれをチェックしていた。そして今回、二等の商品が、某テーマパークのペアチケットであることを知ったのだ。
(これさえあれば、高倉弟をここに連れて行ける……!)
山下は燃えていた。晶馬の情報は何一つ漏らすことなく頭にインプットされていて、いつか晶馬が漏らしていた、「そんなテーマパークなんて行ったことないよ」の言葉も、一字一句間違うことなく覚えていた。英単語も数式も全く覚えられない山下からすれば、それは驚異の記憶力だった。山下は本気を出せば出来る子なのだ。
「ほんと、山下さんとこの坊ちゃんはくじ運いいよなー!」
今回の福引担当であるらしい知り合いのおじさんが、そう言いながらにこやかに景品を渡してくれた。景品用の紙袋はペラペラに薄かったけれど、これには山下の素晴らしい未来が詰め込まれている。
「いやぁ毎回すみませんねー」
山下は一月前には特賞の温泉旅行を見事に当てて、晶馬と二人で旅行へ行くことに成功している。けれども初っ端から落ち込んでいる様子だった晶馬は、二人でぐらぐら危機一髪をしている最中、急に怒ったように電話をかけ始めたかと思うと、勢いよく部屋を飛び出して行ってしまったのだ。呆然としながらそれを止めることが出来なかった山下は、仕方なく一人で時間を潰しながら待っていたのだけれど、途中で寝てしまった。折角晶馬と二人での旅行だったと言うのに、結局何事も無かったどころか、会話すらまともにないまま終わってしまったのだ。
そんな中舞い込んできたチャンスが、今回の福引だった。怨念がこもってしまいそうな程に念じて回した抽選器は、見事に山下の望み通りの色を出してくれた。
こうして山下は、持ち前のくじ運のよさという才能をいかんなく発揮して、二ヶ月連続で福引の景品をゲットしたのであった。
「あー早く明日になんないかなー!」
心の中だけで叫んだはずの言葉は知らずに大声で叫んでいて、通りすがりのおばさまに大変驚かれてしまったのだけれど、山下はそんなことなどちっとも気にならなかった。
 
 
 
 
 
「ええ、また?  僕はいいよ、誰か他の人誘えば」
昨日の夜からわくわくと楽しみにしていたというのに、山下の溢れんばかりの思いは、容赦ない一言によって無残にも打ち砕かれた。晶馬は人が良さそうな顔をしているくせに、山下に対しては遠慮なくずけずけと物を言ったりする。
「そう言わずに、いいじゃないか一度くらい!  それに晶馬、ここ行ったこと無いって言ってただろ!」
「え、そんなこと山下に言ったっけ?  ていうかよく覚えてるね、そんなこと」
さあっと心持ち後ろに引いた晶馬に気づくことは無く、山下は食い下がった。ここで諦めたら、昨日の努力が無駄になってしまう。
「なあーいいだろー!俺晶馬くんしか誘える人いないしー!」
「だからそんな時間は無いんだって……ああもう離れろよ!」
腕にしがみつくように体重をかける山下を、それはウザそうな顔で晶馬はどうにか引き剥がそうと試みた。けれど山下は、まるで吸盤でも着いているかのようにぴったりとくっついていて、晶馬から離れようとはしてくれない。




中途半端ですみません…w
ギャグ書くのも楽しいです(^p^)

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